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26.08.03
コラム
【第1回】 搬送ロボットとは?AGV・AMR・AGFの選び方

昨今、工場や倉庫での人手不足が深刻化するなかで「搬送ロボット」の導入が急速に進んでいます。
重い荷物を人に代わって運んでくれるこれらのロボットは、実は一つの種類だけではありません。
この記事では、搬送ロボットで代表的な3種類 「AGV」 「AMR」 「AGF」について、それぞれの特徴と魅力をご紹介します。

搬送ロボットとは、工場や倉庫、物流センターなどで荷物や部品を目的地まで自動で運んでくれるロボットの総称です。
従来は人がフォークリフトや台車を使って行っていた運搬作業を、センサーやプログラムによって無人化・自動化できるのが大きな特徴です。
搬送ロボットには、走行方法などの機能の違いによっていくつかの種類があり、代表的なものとして、
■AGV(無人搬送車)
■AMR(自律走行搬送ロボット)
■AGF(無人搬送フォークリフト) があります。
それぞれ得意な作業や向いている現場が異なりますので、自社の現場にどの搬送ロボットが最適なのか、それぞれの特徴を見ていきましょう!
AGV(Automated Guided Vehicle)は、決められたルートに沿って荷物を運ぶ搬送ロボットです。
床に貼られた磁気テープやQRコード、あるいは床下に埋め込まれた磁気誘導線などをセンサーで読み取りながら、あらかじめ設定された経路を安定して走行します。

<こんな業務・業種におすすめ>
・自動車・電機・食品などの製造業における、ライン間・工程間の部品搬送
・決まった時間に決まった量を運ぶ、定期便のような搬送業務
・24時間稼働する工場での夜間帯の連続搬送
AMR(Autonomous Mobile Robot)は、カメラやLiDAR(レーザーセンサー)を使って周囲の状況をリアルタイムに認識し、自分で最適なルートを判断しながら走行します。
倉庫内でピッキングした商品を運ぶ作業など、状況が変化しやすい現場でその強みを発揮します。
レストランでよく見かける猫型の配膳ロボットも、実はAMRの一種です。工場や倉庫だけでなく、身近な飲食店などでも大活躍しています。

<こんな業務・業種におすすめ>
・ECサイトの物流倉庫における、ピッキング・仕分け作業のサポート
・人とロボットが同じ空間で作業する、混在型の倉庫・物流センター
・商品の入れ替えやレイアウト変更が頻繁にある小売・卸売業の倉庫
AGF(Automated Guided Forklift)は、フォークリフト機能を持った無人搬送車です。
AGVやAMRの走行技術に加えて、パレットに載った荷物を持ち上げたり下ろしたりするリフト機能を備えており、重量物の搬送を無人化できる頼もしい存在です。

<こんな業務・業種におすすめ>
・パレット単位で荷物を扱う、倉庫業・物流センターでの入出庫作業
・重量物を扱う製造業(飲料・建材・紙製品など)の資材搬送
・フォークリフトオペレーターの人手不足に悩む現場での夜間・早朝稼働
3種類とも「無人で荷物を運ぶ」という点は共通していますが、走行の仕組みには次のような違いがあります。
また、AGFは走行面ではAGVやAMRの技術をベースにしながら、フォークリフトとしての機能を組み合わせた搬送ロボットと言えます。

このように、搬送ロボット(AGV・AMR・AGF)にはそれぞれ得意な作業が異なります。
現場の作業内容や業種に合わせて、最適な搬送ロボットを選んでみてはいかがでしょうか(^^)
コラム続編では、AGV・AMR・AGFをさらに深掘りするとともに、搬送ロボットの導入を起点とした工場全体の「完全自動化」を実現する仕組みについてもご紹介します。
搬送ロボットについてのご質問やご相談など、お気軽にお問合せください。